上の画像のGS400のタンクは、うちの常連さんがテールを同じ色にしてストライプを貼って欲しいと言って持ち込んだタンクです。なんでも、当時モノで10万円で買ったと言うことでした。でも、よ〜く見ると、微妙なゴミ粒が十数箇所もあり、クリヤーで埋まったストライプにも数カ所、微妙なごみ粒がついていて、どう見ても新車当時の物に見えません。おまけにクリヤーの柚肌がわざとらしいのです。30年暗ぐらい昔の、ウレタン塗装みたいです。多分、何処でも塗装できる10対1タイプの速乾塗料で仕上げたモノだと思います。更に、ストライプの位置が、右と左が明らかに、違い過ぎるので常連さんに伝えて、色も、全く同じ色にはならないので、とても近い色でタンクごとペイントすることにしました。多分色も適当だと思われます。色を作っていくと余りにも染まりづらい色で、当時のキャンディーカラーで無いのに、この色の作り方は、無いと思われます。とりあえず、サンディングしていき、ストライプを剥がして段差を無くしてウレタンサフェーサーで下地処理をしました。

　とりあえずサフェーサーをサンディングして、クリヤーまで塗装しました。普通ならここで終わりですが、ストライプを貼ってクリヤーを塗るので、乾燥後にもう一度サンディングしてから、ストライプをはってタイミングを見て、クリヤーで仕上げます。

　バン数の細かいペーパーで中研ぎして、クリヤーで仕上げたので、フェラーリの様な艶になりました、後は微妙なゴミをチェックして、ゴミがあれば、それを除いて、磨けば完成です。

　その後、常連さんが引き取りに来て、とても気に入ってもらえました。